2022.03.31   閲覧数:749  ブックマーク数:0

コロナ禍を契機にDX進化する専門学校。AI活用で学習効率化

専門学校が現場で即活躍できる看護師・理学療法士の育成目指す
【ペーパーレス授業】【オンラインでもアクティブラーニング】【独自AIアプリも導入】

看護リハビリ新潟保健医療専門学校(新潟市中央区花園)では授業のDX化(デジタルトランスフォーメーション化)を推進、座学に関してはフルデジタル化を早くから達成しております。

具体的な取組としては紙を完全に廃止し、教材・教科書を全てiPad内に。ZOOMを使用したオンライン授業にも対応、コロナ禍で通学出来ない生徒さんもリアルと遜色無い授業を受けて頂ける体制を整えております。一般的には「一方的に話を聞く・映像を見る」のがオンライン授業と呼ばれますが、当校ではオンライン授業にもアクティブラーニングを導入、生徒同士での話し合い・教え合いにも多くの時間を割く事で知識の定着化を図っており、また、昨年からは独自AIアプリも導入し、知識定着の効率化も図っております。

当校のDX化はコロナ以前より推進しており、新潟市と長岡市に点在するグループ校同士の先生会議を効率化する為にオンライン会議を導入。その流れで授業のペーパーレス化を2017年には達成していた事もありコロナ流行後はその取組が加速、オンライン授業にもいち早く対応する事が出来た次第です。

AI活用の真の狙いは「人づくり」
看護師・理学療法士の職域も拡大

看護師や理学療法士はペーパーの国家試験にさえ受かれば成れる職種です。しかしながら看護やリハビリは医療・介護の現場で患者・利用者と向き合う仕事であり、実際の現場で活躍するには通り一遍の知識や技術だけでは解決できない問題が多くございます。本物の職業人を養成するには「人間力・コミュニケーション能力向上の指導」が欠かせませんが、資格取得しない事には始まらない事から「授業は試験対策としての知識の詰め込みに時間を費やさざるを得ない」という課題がございました。当校のAI活用はこの資格試験対策を効率化し、生まれた時間を「人間力とコミュニケーション力向上」に充てる事で『脱落者(退学者)を出さず、現場で即活躍できる本物の職業人を多く送り出したい』との想いから取り組んでいるものです。

コロナ収束が1番の願いではございますが、今後は学内実習をVR(拡張現実)で実施できる環境を整える事も視野に入れ、ウィズコロナ時代の新たな専門学校像を作り上げて参ります。DX化推進の中で『デジタル環境に慣れ親しんだ生徒達を看護やリハビリの現場のみならずIT業界にも送り出し、IT分野からも患者様に貢献できたら』といった新しい希望も芽生えております。報道関係各位におかれましては当校の取組を「コロナ禍を契機に進化する教育現場の1つ」として貴紙面・貴番組内にてご紹介を頂けましたら幸いです。