2013.10.31   閲覧数:24,715  ブックマーク数:0
画期的なマフラー用安全防火ネットを開発。11月1日より発売。
新潟市東区の足立金網株式会社(足立裕一社長)は画期的なマフラー用安全防火ネットを開発しました。
金網(メッシュ)構造には火炎防止(消炎)効果が有り、火炎の熱エネルギーを金網(金属)が吸収します。
可燃性の高い物質を扱う化学工場や発電所などの構内に入る車には入口で金網を使ったマフラーカバーの取付が必 要です。従来は金網製のカバーに針金が取付けられただけの製品で、出入りするたびにマフラーにかぶせ、針金を巻き付け取付ています。走行直後のマフラーは熱く、火傷の危険や自動車の下にしゃがんで針金を巻付ける作業性の悪さ等、様々な問題のある製品でした。
足立金網株式会社は工場などの生産設備用の金網を取扱っており、製品を構造から見直し使いやすい製品に改良する事で販路の拡大が可能だと判断し、社外の専門家の力を借りて開発・販売することを考えました。新潟IPC財団の「ものづくり補助金」を活用し試作と検証を重ね画期的な製品の開発に成功しました。
腐食に強く永く使えるステンレス製の網を使ったマフラーカバーで、特殊な形状のバネを指で挟み込みワンタッチで取り付け・取り外しが可能な製品です。ステンレスバネの製造には三条エリアの金属加工技術を活用しました。マフラーのサイズに合わせてMサイズ(マフラーのサイズφ30~55mm)とLサイズ(マフラーのサイズφ50~90mm)が有り軽自動車から大型車にまで対応します。
商品名は親しみやすさと覚えやすさを重視し、「足立金網」と「ワンタッチ」を組み合わせた「アダッチ(ADDACH)」と名付けました。50周年を迎える足立金網は自社製品を開発することで将来へ向けた企業体質改善のきっかけを作る事も目指しています。
実用新案・意匠・商標登録済

